丸 三角 四角。それぞれのイメージをデザインに活かす。

こんにちは。デザイナーのyukasukeです。
普段よく目にする図形がどんなイメージを持っているか、考えたことはありますか?
図形が持つイメージを理解し、効果的に活用することで今よりも良いデザインができるかもしれません。
今回は非常にポピュラーな図形である「丸」「三角」「四角」が持つイメージについて書いていきたいと思います。

目次

【「丸」が持つイメージ】

人間は丸いものに惹かれます。例えば、老若男女に人気のキャラクターのシルエットは丸が多いと思います。
日本の国旗やオリンピックのロゴにも使われている丸は、以下のようなイメージを持っていると考えられます。

柔らかい/温かい/調和/永遠

〜丸をデザインに活かす〜

丸はインパクトのある図形です。下の図をみると、三角と四角よりもインパクトがあることが分かります。
このような特徴を持っていることから「注目させたいとき」に使いやすい図形です。

【「三角」が持つイメージ】

三角は「丸でもないバツでもない中間の図形」というイメージがあるかもしれません。
実は使い方によっては、人間に大きな影響を与える図形になり得ます。例えば「止まれ」の標識や三角コーンなど。
三角は、以下のイメージを持っていると考えられます。

注意/警戒/刺激/頂点

〜三角をデザインに活かす〜

三角の「とがっている」という一つの特徴を「オシャレで奇抜」というイメージに変換することが出来ます。
三角を様々な柄で描き、散りばめることで「オシャレで奇抜」というイメージを表現できます。

【「四角」が持つイメージ】

四角は様々なものの基本形です。四角の集合体で家ができていたり、家具・家電などもほとんどが四角です。
このように、とても重要な役割を果たしている四角は以下のようなイメージを持っていると考えられます。

安定/固い/堅実/賢い

〜四角をデザインに活かす〜

四角は単体ではなく、文字と組み合わせると効果的に使えます。四角のおかげで文字が引き立ちます。
非常に簡単にかっこいいロゴができるのでオススメです。

まとめ

いかがでしたか?
普段意識していないものに「こんなイメージがあったんだ!」という発見があると、他のものにも興味が湧きますよね!
何かを作ったり、選ぶ際にお役に立てれば嬉しいです。

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

渡辺 由佳(わたなべ ゆか)
1985年静岡生まれ。武蔵野美術大学油絵学科卒。卒業制作展研究室賞受賞。

美術教諭を経てデザイナーに転身。
総合美容メーカーとデザイン制作会社で4年勤務した後、2019年より独立。
格闘技団体RIZINのオフィシャルポスタービジュアルやパンフレットをはじめ、あらゆるジャンルのグラフィックデザインやwebデザインに携わる。
審査通過率5%デザイナーのみ在籍のデザイナーデータベースJOOiでも活躍。

宣伝会議主催アートディレクター養成講座(ARTS)修了。
2021年3月〜公益社団法人 日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)正会員。

目次
閉じる