こんにちは。実は元美術教師のデザイナーyukasukeです!
パソコンで文書作成をしたことがある方は多いと思います。その中で、フォント選びで悩んだ経験はありませんか?
今回はフォントが持つイメージと、おすすめのフォントについて紹介したいと思います。
【ビジネス文書作成で使われるフォント】
ビジネス文書を作成するときに使うソフトは基本的にはWordやPowerPointだと思います。
それらのソフトではそれぞれ違うフォントが初期設定されています。
Wordでは「明朝体」、PowerPointでは「ゴシック体」です。(Excelもゴシック体です)
【ゴシック体と明朝体の違いは何か?】
ゴシック体と明朝体の違いは、学生時代に美術の授業などで教わった方もいるかもしれません。
大きな違いは以下の2点です。

①ウロコの有無
②太さの強弱
【ゴシック体と明朝体が持つイメージ】
ゴシック体
ゴシック体は明朝体に比べて、ポップで親しみやすいイメージがあります。
そのため、ポスターやチラシなどに使われることが多いです。
明朝体
新聞や文庫本のフォントは明朝体です。
これは明朝体の特徴である「太さの強弱」によって、文字の判別がしやすいためとされています。筆で書いたような字であるため、堅いイメージがあります。そのため、真面目な内容の文書に使われます。
フォントで心を動かす
先ほど紹介したフォントの特徴を理解し、伝えたいことをしっかりと伝えられるようになることが大事です。
例えばこちらの比較を見てみてください。

ゴシック体からはごく普通の純米酒がイメージできます。
対して、明朝体からは普段は手に取ることのない高級な純米酒がイメージできませんか?
続いてはこちらです。

ゴシック体からは子供が元気に遊んでいるイメージができます。
対して、明朝体からは大人が昔を思い出しながら嗜んでいるイメージができませんか?
【ビジネスシーンに活かす】
複雑な内容や難しい内容などを相手に簡単に伝えたい時はゴシック体をおすすめします。反対に、真面目な内容や深刻な内容の文書作成には明朝体を使うと説得力が生まれます。
【デザイナーがおすすめするフォント3選】
元々パソコンに入っている既存フォントの中で、ぜひ紹介したいフォントがあります!

メイリオ
「メイリオ」はゴシック体です。可読性が高く、ゴシック体ならではの親しみやすさもあるので多様な場面で活躍します。太さを変えながら、見出しと文章の両方で使うことができます。
游ゴシック
「游ゴシック」もゴシック体ですが、ウロコがあったり太さに強弱があります。そのため明朝体のような高級感も持っています。メイリオより訴求力はありませんが、ゴシック体で少し落ち着いた雰囲気を出したい時に使うことができます。
ヒラギノ角ゴシック(Macのみ)
こちらの「ヒラギノ角ゴシック」もゴシック体です。無駄がなく非常に洗練されたシルエットで、視認性・可読性に優れています。太さを変えながら、多様な場面で使用できます。
【まとめ】
いかがでしたか?今回はゴシック体と明朝体が持つイメージについて書いてみました。なんとなく使い分けていたフォントを今一度整理し、シーンに合わせた使い方が意識的にできるとより良い文書が作成できます。
ぜひ、これら二つ以外のフォントも調べてみてくださいね!